たあんす、ながもち、どの子がほしい
あの子がほしい
あの子でわからん
相談しぃましょ そうしましょ
勝ってうれしい花一匁
負けてくやしい花一匁・・・
今の子供たちも、“はないちもんめ”や“かごめかごめ”をして遊ぶのでしょうか。
私が小さい頃は、近所でも幼稚園や小学校でも、こうした遊びで日中を過ごしたものです。
他にも、“通りゃんせ”、“石けり”、高オニや色オニ”などの鬼ごっこ、
“缶けり”、“ぞうり隠し”、“まりつき”、“ゴムとび”、“あやとり”などなど・・・
数え上げればキリがないほど、子供の遊びは充実していた気がします。
思い起こせば、こういった遊びは、勝ち負けが意味を持たなかったように思うのです。
いえ、勝ち負けはあるのですが、それは、単に役割であって、優劣や序列を意味するものではなかったなあ・・・などと思うのです。
そんな昔の遊びの中から、ふと思い出した“はないちもんめ”にまつわる思い出話を
小説にしてみました。
少々、気味の悪い描写もあるかもしれませんが、
ホラーではありません(笑)。
最後には、「心の解決」へとつながっていきますので、
どうぞ、ご安心してお読みください。